去年の年の暮れぐらいに募集されてた、大阪万博のロゴマークに応募していました。
応募件数が6000件くらいあったらしく、選出されるにはまあ非常に狭き門です。

本来なら春には候補が発表されるはずでしたが、新型コロナの影響で遅れていたようで今日事務局から「落選」のメールが届きました。

まあ残念です。が、僕なりのデザインに対する信念とクオリティを惜しむことなく注ぎ込んだのでしょうがないです。供養の為応募したデザイン案を公開します。

「創造性を生む火種」をコンセプトに構成。

デザイン開発においては、「簡潔さ」「わかりやすさ」「明確な根拠」この3つをもとにしています。

まず「簡潔」であるために、曲線のみで構成していますが、簡潔さとユニークさを兼ね備えるようスタイリングしています。

次に「わかりやすさ」は、「火」のモチーフとしました。
火には、明るさがあり暖かさもあり情熱的でもあります。
小さな火種が新たな火種を呼び起こさせます。

そして「明確な根拠」として、大阪から発信する万博であるというメッセージを含ませるために、シンボルマークのパーツを組み替えると「大阪府の形」になるようにしています。
デザイン開発のプロセスは、まず大阪府の形を最初に制作し、そこから万博開催の新たなメッセージ性をもたせるため新たなモチーフとなる火を考察していきました。

とまあそんな意図と根拠を持って制作した次第です。

今回選出されたデザインはどれも素晴らしいのではないでしょうか。
ただ今回選ばれたのはデザイン従事してる方ではないのかな。デザインは設計なので機能性が必要になるのですが、モノクロでの使用は想定してないのかなと、少し思ったりして。。。すいません、余計な心配ですね。

とにかく万博が無事に開催され成功することを祈っております。